サニー達が動けない中王に攻撃をする4人。
「地球なんかといい感じになりやがって!!」
倒れた王に4人は容赦なく怒鳴りつけた。サニー達は4人を止めようとするが、金縛りで身動きできずどうすることもできない。

そんな中サイコが言った。
「貴様らにいいもん見せてやる。」
サイコが手をかざすとスクリーンが映し出された。そこに映ってる光景は想像を絶するものだった。

「嘘でしょ?」
サニーはその風景を見て言葉を失った。

天井に衝突しては最下層まで落下するエレベーターの中で倒れたまま動かない人々・コントロールを失い暴走するリフトから遠心力で吹き飛ばされる観光客・暴走する遊園地の乗り物に暴風で大車輪化する観覧車・突然全身から血を吹き出しながら倒れる人々・しかもこれらの中には爆発したり崩壊したものもあり、より凄惨なものだった。

「これが今全部地球で起きてる現象だ。ここに映ってる地球人どもが無残にくたばってくのをそこでおとなしく眺めてるんだな。」
サイコは笑いながら言った。

あまりの残虐非道に怒りに火が付いたサニーは必死に動こうとするが、金縛りで動けない・・・かと思われたらなんと金縛りから脱出したのだった。驚くサイコらを尻目に後の3人も続いて脱出をすると一斉に攻撃を始めた。

一斉に攻撃を仕掛けるサニー達だが、見えないバリアに阻まれ攻撃ができない。バリアを破壊しようと奮闘するが、なかなか壊れなかった。

「先手はもらった!!」
パスがそう言うとエネルギー弾を撃った。サニー達はそれを気功波でかき消すとバリアにひびが入り崩れ落ちた。

その隙を狙って反撃を仕掛けるが、再び金縛りに阻まれてしまう。サイコらは動けないサニー達をひたすら甚振った。
「今度の金縛りは一段階強化した!俺らと戦おうなんて無理なんだよ!」
サニー達は必至で耐えた。

容赦ない攻撃が続く中サニーは地球のことが気がかりだった。
(ここで倒れたら地球が終わっちゃう。何とか反撃しないと・・・でも動けない・・・そうだ!)
サニーはふと考えると手をサイコらに向けてかざした。

「何の真似だ?最期の悪あがきか?」
サイコらが嘲笑う中サニーは気功波を放った。3人もサニーに続いて気功波で攻撃をしたが、またもバリアで防がれてしまう。
「いくら攻撃しようが所詮無駄だということが全然わかってないようだな。」
「そんなわけない!お前らを倒す方法は必ずあるわ!!」
「それで勝てるつもりか?口だけの粋がりもいい加減にしろ!貴様らは今ここで俺達に殺され朽ち果てるのだ!!宇宙の塵にでもなれえええええええ!!!」

サイコらがそう言うとサニー達は全身から血を吹きながら倒れた。

続く

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